ご挨拶
当社のある木曽は、香川県と同じくらいの広さの中に森林が93%を占めている自然に恵まれた地域で、四季の自然の変化を楽しむことができます。
木曽御嶽山は御嶽信仰の信者が登拝する山として有名ですが、薬草の宝庫としても知られています。「百草(ひゃくそう)」は御嶽開山に尽力した行者がもたらしたといわれ、以来御嶽信仰と結びついた御霊薬としても広められてきました。「腹痛の妙薬」、「万病に効く腹薬」と人々に愛用され、人間本来の自然治癒力を引き出す薬としても用いられてきました。
街道時代の中山道は、参勤交代の大名行列、用事で旅する人や伊勢参り・御嶽参りの講社の人たちなどが行き交っていたのでしょう。長旅の疲れで体調を崩した旅人にとって木曽の「百草」は貴重な薬であったと思います。旅人が常備薬あるいはお土産として持ち帰ったことにより全国に普及しました。
江戸時代後期から「百草」の製造販売をしていた日野屋は、昭和22年(1947)に製薬会社を設立し、現在に至っていますが、実に約200年にわたって「百草」を作り続けてきました。当社は長年にわたって培ってきた独自の製造技術をもって「百草」の原料であるキハダ(オウバク)を中心に数種類の生薬をバランスよく配合した数々の製剤を生み出してきました。
高齢化社会を向かえ、自然の恵みを利用した生薬製剤は、セルフメディケーションに適した薬として改めて注目されています。
古くからの伝統を踏まえ、「皆様の健康長寿に寄与する良質の製品とサービスの提供」と「社業を通じての社会への奉仕」を使命として、実践してまいります。
代表取締役 井原 正登











